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重要な比較ポイント「梱包の品質」について
倉庫から図書館に本を送る際の梱包へのこだわり
みなさん倉庫会社に蔵書を保管する際にどのような点に注意しているでしょうか。倉庫内の温湿度、中性紙での保管、災害時の対策など、保管中のトラブルをどのように防ぐかが大きな関心事となっています。一方で、つい検討の観点から抜けてしまうのが配送時のトラブルです。
実際に倉庫のスペックや災害対策、一冊単位で出納可能かといったお問い合わせはたくさんお受けするのですが、書籍を倉庫から取り寄せるときの梱包については、ほとんどありません。
しかしながら、適切な梱包がされていないと、箱の中で本が動いてしまい、ページが折れてしまったり、装丁がダメージを受けてしまうなど、大切な本に傷がついてしまいます。せっかく保管を万全に行っても、最後の最後でダメージを受けてしまうということが起こりえるのです。
梱包資材と作業の流れ
寺田倉庫ではこうした事態を防ぐために、以下のような梱包方法を採用しています。
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STEP1 伸縮性の高いフィルムがついた専用の梱包資材に出庫する書籍を挟み込みます。このとき3~4冊まとめて梱包することもできるので、送料を抑えることができます。 |
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STEP2 資材の側部を折り曲げていくことで、フィルムにテンションがかかり、本が固定されます |
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STEP3 4方の側面を完全に折り曲げていきます |
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STEP4 これをぴったりのサイズに設計した外箱に格納して完成です |
こうすることで、底面は2重の段ボールになり強度が上がります。また資材はフィルムで固定されかつ内側の資材と外箱はサイズがちょうどなので、本が不用意に動きません。さらに底面以外は、書籍と外箱の間に空間ができるため、万が一段外箱が濡れてしまったに水がしみ込んだり、外側から衝撃を受けても緩衝材の役割を果たすことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。梱包がしっかりしていないと、せっかく保管にコストをかけていたものが無駄になってしまう恐れがあります。書籍の外部保管を検討される際は、ぜひ保管中だけでなく、お手元に本が届くまでのプロセスでどのようなオペレーションがされているか確認してみてください。
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