寺田倉庫、保税ギャラリースペース「BONDED GALLERY」をオープン

「BONDED GALLERY」は、海外からの美術品を保税状態で閲覧・保管等ができる常設型保税ギャラリースペースで、美術品の取り扱いに特化した環境を有します。また、本社ビル内で2014年より運用している「BONDED LOUNGE」内の保税倉庫や当社イベントスペースと連動させ、国内外のアートギャラリーやオークション会社等に向けて、保税スペースを活用した美術品の閲覧・保管サービスを本格的に展開してまいります。

保税制度を活用すると、保税状態で美術品を作品所有者の国から搬入し、閲覧や商談をすることが可能になります。「BONDED GALLERY」や「BONDED LOUNGE」では、関税等の支払いを留保した状態で、海外から国内に輸送した美術品の閲覧・商談等が行えることから、日本のアート市場のさらなる活性化のためにも重要な役割を担っています。２つの保税スペースによって海外にある美術品を日本の市場に流入させ、国内外のアートコレクターによる美術品の購入や海外ギャラリーの進出機会を提供してまいります。

当社の保税スペースは、国内外の多くのアートコレクターがアクセスしやすいよう、都心や羽田空港からの交通の利便性が高く、アート関連施設が集積する東京・天王洲に位置しています。本社ビルには、保税スペースとは別に、美術品・貴重品など、保管するモノに応じて適切な温度・湿度管理と強固なセキュリティーを完備した保管倉庫があります。海外から美術品を輸送し、保税ラウンジで商談を行い、輸入手続き後に保管倉庫へ預け入れることも可能です。また、グループ会社であるTERRADA ART ASSIST株式会社と連携して、美術品の国内外の輸送や展示・修復・保険など、美術品に関するあらゆるソリューションをワンストップで提供します。

当社イベントスペースで開催する、株式会社ニューアート・エストウェストオークションズ主催のアートオークションに先立ち、同オークションの下見会を「BONDED GALLERY」にて行います。なお、オークションでは草間彌生、李禹煥、奈良美智、ロッカクアヤコ、大竹伸朗、タカノ綾、細川真希、土屋仁応、塩田千春、KAWS、KYNE、花井祐介、アンディ・ウォーホル、パブロ・ピカソ、藤田嗣治など国内外を代表する作家、今話題の作家の作品が154ロット出品されます。

開催日：下見会　2022年 9月21日（水）～23日（金・祝）、オークション　2022年9月24日（土）
会場：BONDED GALLERY、E HALL
主催：株式会社ニューアート・エストウェストオークションズ（1984年創業、東京、香港、シンガポールでアートオークションを企画・運営）

*保税蔵置場：関税法第42条に基づき、外国貨物を置くことができる場所として、税関長に許可された保税地域をいう。関税等の税金を納付することなく、外国貨物を積みおろし、運搬、蔵置することができる