WHAT MUSEUM、2023年9月30日(土)よりTAKEUCHI COLLECTION「心のレンズ」展を開催

寺田倉庫株式会社(東京都品川区 代表取締役社長:寺田航平)が運営する現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT MUSEUM(ワットミュージアム)」は、2023年9月30日(土)から2024年2月25日(日)までTAKEUCHI COLLECTION「心のレンズ」展を開催いたします。本展では、IT分野で活躍する竹内真氏のコレクションより、国内外のアーティストによる現代アート約33点と、ル・コルビュジエやピエール・ジャンヌレなどがデザインした家具約34点を展示します。

TAKEUCHI COLLECTIONは、IT分野で活躍されている竹内真氏(ビジョナル株式会社 取締役 CTO)が約5年前から収集を始めた現代アートと家具のコレクションです。イヴ・クライン、ゲルハルト・リヒターといった時代を代表する作家から、ヴィルヘルム・サスナル、ジャデ・ファドジュティミ、加藤泉、大山エンリコイサムなど、現在注目を集める作家の作品を家具とともに幅広く収集し、急成長しているコレクションの一つです。

本展では、コレクションのきっかけとなったパブロ・ピカソの作品から、イヴ・クラインやゲルハルト・リヒターといった時代を代表する作家や、竹内氏が近年魅力を感じている抽象画の作品を中心に約33点を展示します。また、近代建築の巨匠の一人ル・コルビュジエらがデザインした家具も紹介し、竹内氏が日頃から家具とともにアート作品を展示して楽しんでいることから、実際にシャルロット・ペリアンの椅子に座りながらアート作品をゆっくり鑑賞できる空間も演出しています。さらにピエール・ジャンヌレがデザインした椅子約20脚を使用したインスタレーションでは、その個体がもつ特徴を多角的な視点から堪能できます。

さらに成長し、変化していくTAKEUCHI COLLECTIONの現在の姿を通して、作品の新たな魅力やコレクションすることの楽しみ方を発見する機会を提供します。開催期間中には展覧会の関連イベントも実施予定です。詳細は順次お知らせいたします。

◾️コレクターズノート(一部抜粋)/竹内真
僕は、抽象的な作品を見るとき、大凡自分と同じ世界を生きて、かつ似たようなものを見て、聞いているのにも関わらず、その彼らの心のレンズを通した結果、このような作品が生まれるのだろう、と彼らの人生の中で作り上げられた心のレンズが一体どんなものなのかを想像してしまいます。しかし、その想像の中にあるレンズもまた、自分自身が経験したものの中から考え得るレンズでしかないわけで、おそらくその予想は全て外れているのでしょう。もし、今日、誰かと一緒にこの展示を見に来ていたら、その人と同じ作品を見て、作家の心のレンズはどのようなものだと思うのか、話し合ってみてください。結局は、それはお互いの心のレンズを話し合っているようなことでもあり、それはきっと、お互いの仲をさらに深めていくことだと思います。

【開催概要】

展覧会名:TAKEUCHI COLLECTION「心のレンズ」展
会期:2023年9月30日(土)~2024年2月25日(日)
会場:WHAT MUSEUM 2階 (〒140-0002 東京都品川区東品川 2-6-10 寺田倉庫G号)
開館時間:火~日 11時~18時(最終入館17時)
休館日:月曜(祝日の場合、翌火曜休館)、年末年始
入場料:一般 1,500円、大学生/専門学生 800円、高校生以下 無料
※同時開催の展覧会の観覧料を含む
※チケットはオンラインにて事前購入可能
※本展会期中に何度でも入場できるパスポートを販売
展覧会パスポート 2,500円(本展と同時開催中の展覧会が鑑賞可能)
※当ミュージアムの「建築倉庫」では、建築家や設計事務所からお預かりした600点以上の建築模型を保管しており、その一部を公開しています
料金:建築倉庫入場料 700円、セットチケット(本展入場料+建築倉庫入場料)2,000円

主催・企画:WHAT MUSEUM
企画協力:TAKEUCHI COLLECTION
展示設計:MMA Inc.
グラフィック:株式会社岡本健デザイン事務所
URL:https://what.warehouseofart.org/exhibitions/takeuchi-collection

【出展予定作家】(敬称略・姓の五十音順)

フランシス・アリス、上田勇児、トレイシー・エミン、大久保紗也、⼤山エンリコイサム、岡﨑乾二郎、神楽岡久美、掛井五郎、加藤泉、イヴ・クライン、桑山忠明、小西紀行、小林正人、ル・コルビュジエ、サイトウマコト、ヴィルヘルム・サスナル、許寧(シュ・ニン)、アルベルト・ジャコメッティ、ドナルド・ジャッド、ピエール・ジャンヌレ、二代 田辺竹雲斎、オスカー・ニーマイヤー、浜名一憲、パブロ・ピカソ、ジャデ・ファドジュティミ、ジャン・プルーヴェ、セクンディノ・ヘルナンデス、シャルロット・ペリアン、三島喜美代、オスカー・ムリーリョ、元永定正、山口歴、リー・キット、ゲルハルト・リヒター、スターリング・ルビー など

【本展覧会の見どころ】

・イヴ・クライン、ゲルハルト・リヒターをはじめとした時代を代表する国内外の作家の作品を展示
・シャルロット・ペリアンのベンチや椅子に実際に座って、デザインや素材を体感できる展示
・ピエール・ジャンヌレがインドのチャンディガール都市計画のためにデザインした椅子約20脚を用いて、その個体がもつ特徴を多角的な視点から堪能できる迫力のインスタレーション空間
・TAKEUCHI COLLECTIONが近年コレクションした抽象画を中心とした展示スペースや作家の新作を展示(コレクションとして初公開の現代アート約27点)

ヴィルヘルム・サスナル「Untitled」2022
Wilhelm Sasnal, Untitled, 2022, oil on canvas, 228.6 × 302.3 cm, © Wilhelm Sasnal, courtesy Sadie Coles HQ, London

ジャデ・ファドジュティミ「Undeparted thoughts」2022
© Jadé Fadojutimi. Courtesy of the artist and Taka Ishii Gallery / Photo: Eva Herzog

スターリング・ルビー「TURBINE. RED RIDING HOOD.」2023
© Sterling Ruby. Courtesy of Taka Ishii Gallery / Photo: Robert Wedemeyer

オスカー・ニーマイヤー「Rio rocking chaise longue」1977-78
© AUTVIS, Sao Paulo & JASPAR, Tokyo 2023 E5293

加藤泉「Untitled」2019
© 2019 Izumi Kato, Photographer: Ringo Cheung, Courtesy of the Artist and Perrotin

掛井五郎「プロフィール」1990
© Goro Kakei Foundation. Courtesy of Taka Ishii Gallery / Photo: Kenji Takahashi

音声ガイド

WHAT MUSEUMでは、公式アプリをダウンロードいただくと、音声ガイドを無料でご利用いただけます。本展では、フリーアナウンサー・滝川クリステル氏が音声ガイドナビゲーターを務めます。展示作品の解説や展覧会の見どころを分かりやすくお伝えします。

photograph:RYUGOSAITO

◾️滝川クリステル氏 コメント
普段公開されることのないコレクターの作品を鑑賞することができる貴重な機会。あのイヴ・クラインのクライン・ブルー(IKB)と再会できるだけでなく、そこにル・コルビュジエと共に働いた建築家達による家具が一緒に展示されると聞いてとても楽しみです。音声ガイドは初めてですが、来館者の皆様に寄り添ったナビゲーションができるよう、心をこめて務めさせていただきます。

出展作家のインタビュー映像を公開

WHAT MUSEUM公式YouTubeチャンネルでは、「WHAT ARTIST INTERVIEW」と題して展覧会に出展する作家のインタビュー映像を公開しています。本展覧会に関するインタビューは会期中に順次配信する予定です。
WHAT MUSEUM公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/c/WHATMUSEUM

【TAKEUCHI COLLECTION/竹内真(たけうちしん)氏について】

ビジョナル株式会社 取締役 CTO

2001年、電気通信大学情報工学科を卒業後、富士ソフト株式会社に入社し、主に官公庁や大手通信会社向けのシステム開発に従事。2007年、株式会社リクルートにて全社共通基盤フレームワーク開発などに従事し、同時にSeasarプロジェクト内でOSS活動も開始。2008年、株式会社レイハウオリを創業。その後、ビズリーチの創業準備期に参画し、取締役CTOに就任。2020年2 月、現職に就任。社外活動として一般社団法人日本CTO協会理事を務める。

【WHAT MUSEUMについて】

2020年12月、東京・天王洲にオープンした「WHAT MUSEUM」。寺田倉庫が作家やコレクターからお預かりしている貴重なアート作品を中心に公開する芸術文化発信施設です。倉庫会社としての美術施設はどう在るべきかを模索し、たどり着いたのは「倉庫を開放、普段見られないアートを覗き見する」というユニークなコンセプトでした。作家の思いはもちろん、作品を収集するコレクターのこだわりを大切な作品とともに展示。アートとの出会いの場を創出します。倉庫内で静かに光を放つ文化的価値を暗示した、WHAT(WAREHOUSE OF ART TERRADA)の名のもとに展示されるのは、平面や立体のアート作品をはじめ、建築模型、写真、映像、文学、インスタレーションの数々。これらの多様な芸術文化を、倉庫会社ならではの美術館のかたちとして、新たな切り口で企画・展示を行っています。

広報用画像使用に関しての注意

・画像を使用される際には、指定のキャプション・クレジットをご記載ください
・オスカー・ニーマイヤー「Rio rocking chaise longue」の作品画像を掲載する際は、一般社団法人 日本美術著作権協会(JASPAR)に申請いただく必要があります

WHAT MUSEUMに関するお問い合わせ

寺田倉庫 WHAT MUSEUM E-MAIL:info.what@terrada.co.jp

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