2022.6.1
「WHAT MUSEUM」、2022年8月6日(土)より OKETA COLLECTION 「YES YOU CAN −アートからみる生きる力−」展を開催
寺田倉庫株式会社(東京都品川区 代表取締役社長:寺田航平)が運営する現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT MUSEUM(ワットミュージアム)」は、2022年8月6日(土)から10月16日(日)までOKETA COLLECTION「YES YOU CAN −アートからみる生きる力−」展を開催します。本展覧会では、草間彌生をはじめ、近藤亜樹、ジャデ・ファドジュティミ、山下紘加などの若手作家を含む約16名の国内外の作家を中心に約35点の現代アート作品を展示します。
OKETA COLLECTIONはコレクターの桶田俊二・聖子夫妻が、約20年前より収集してきた骨董や現代アートのコレクションで、近年は美術館やギャラリースペースで展覧会を開催し、現代アートの面白さを発信しています。このたび、WHAT MUSEUMでは前期・後期に分けてOKETA COLLECTIONを2つの異なるテーマの展覧会でご紹介します。
前期「Mariage −骨董から現代アート−」展(2022年4月28日~7月3日開催)に続く、後期「YES YOU CAN −アートからみる生きる力−」展では、桶田夫妻の現代アートコレクションの原点でもある世界的に著名な作家・草間彌生をはじめ、近年注目を集めている近藤亜樹やジャデ・ファドジュティミ、山下紘加などの若手作家を含む国内外の女性作家の現代アート作品を展示します。桶田夫妻が一目惚れして魅了されたこれらの作品は、逞しく生きる力に満ち、常に楽しみながら止まることのないOKETA COLLECTIONの本質でもあるように感じられます。また、不安定な状況が続く現在の社会において、自分を信じて前向きに生きていく、そのようなメッセージを出展作家であるジュリア・チャンの作品タイトル「YES YOU CAN」に重ねて、ポジティブなエネルギーを作品とともにお届けします。また、開催期間中には展覧会の関連イベントも実施予定です。詳細は順次お知らせいたします。
【開催概要】
展覧会名:OKETA COLLECTION「YES YOU CAN −アートからみる生きる力−」展
会期:2022年8月6日(土)~10月16日(日)
会場:WHAT MUSEUM 2階 (〒140-0002 東京都品川区東品川 2-6-10 寺田倉庫G号)
開館時間:火~日 11時~18時(最終入場17時)月曜休館(祝日の場合、翌火曜休館)
入場料:一般1,200円、大学生/専門学生 700円、高校生以下 無料
※オンラインチケット制。チケットは2022年7月9日(土)より発売開始予定
※同時開催「建築模型展 −文化と思考の変遷−」の観覧料を含みます
主催:WHAT MUSEUM
企画:OKETA COLLECTION、WHAT MUSEUM
会場グラフィック協力:清水彩香
URL:https://what.warehouseofart.org/exhibitions/oketa-collection_yesyoucan
【出展作家(予定)】(敬称略・姓の五十音順)
アイ・チョー・クリスティン、今津景、鍵岡リグレアンヌ、川内理香子、清川あさみ、草間彌生、近藤亜樹、クレア・タブレ、ジュリア・チャン、キャサリン・バーンハート、ジャデ・ファドジュティミ、ジェネシス・ベランジャー、タラ・マダニ、山下紘加、ロッカクアヤコなど
特別展示:細江英公
【本展覧会の見どころ】
草間彌生をはじめ、各作家に焦点を当てた本展覧会だけの展示スペース
草間彌生、近藤亜樹、ジャデ・ファドジュティミ、山下紘加に焦点を当てた展示スペースにより各作家の作品を堪能いただけます。草間彌生の1980年代に制作された貴重な立体作品や、近藤亜樹《星、光る》(2021年/約227×545cm)をはじめ、今津景《My Heart In My Hand (Gray Shade)》(2020年/300×200cm)、鍵岡リグレアンヌ《Reflection h-27》(2021年/約194 x 391cm)など国内作家のダイナミックな大型作品も展示します。さらには、海外作家のジェネシス・ベランジャー、キャサリン・バーンハート、タラ・マダニなどのときにポップでありシニカルな、異なる視点で描かれた生命力に溢れる作品をご覧いただけます。
近藤亜樹 《ネバーランド》
Aki KONDO, Neverland, 2021 Copyright the artist Courtesy of ShugoArts
Photo: Shigetoshi Okuyama
ジャデ・ファドジュティミ 《A Bellyful》
©Jadé Fadojutimi / Courtesy of the artist and Taka Ishii Gallery Photo: Kenji Takahashi
山下紘加 《Red Mountain》©THE CLUB
キャサリン・バーンハート 《E.T Matcha ice cream+Sacai》
Courtesy of the artist and Canada, New York.
OKETA COLLECTIONとしては初出展となる約25点の作品が登場
本展覧会では、OKETA COLLECTIONとして初出展となる約25点の作品が登場します。草間彌生《Infinity Nets SPQOC》、近藤亜樹《星、光る》など5作品、山下紘加《Red Mountain》など4作品、今津景《My Heart In My Hand (Gray Shade)》、ジュリア・チャン《YES YOU CAN》、ジェネシス・ベランジャー《Make Me an Offer》などをはじめ、アイ・チョー・クリスティン、キャサリン・バーンハート、クレア・タブレ、川内理香子、鍵岡リグレアンヌ、清川あさみの作品が登場。桶田夫妻が本展覧会のために選んだ、国内外の作家の作品を楽しむことができます。
今津景 《My Heart In My Hand (Gray Shade)》©Kei Imazu Courtesy of ANOMALY
ジュリア・チャン 《YES YOU CAN》©Julia Chiang Courtesy of NANZUKA
ジェネシス・ベランジャー 《Make Me an Offer》
©Genesis Belanger / Courtesy of the artist and Perrotin. Photo: Pauline Shapiro
川内理香子 《Sun's trip》 ©︎Rikako Kawauchi, courtesy of the artist and WAITINGROOM
コレクターによるコメントを収録した音声ガイド
桶田夫妻がコレクションにまつわるコメントを収録した音声ガイドを用意しています。WHAT MUSEUM公式アプリをダウンロードすると来館時に音声ガイドが利用可能です。(利用料:無料)
出展作家のインタビュー映像を公開
WHAT MUSEUM公式YouTubeチャンネルでは、「WHAT ARTIST INTERVIEW」と題して展覧会に出展する作家のインタビュー映像を公開しています。本展覧会に関するインタビューは、前期「Mariage −骨董から現代アート−」展に出展したクレイグ・クチアを6月上旬に公開し、作品に込めた思いを作家本人が語る貴重なインタビューを順次配信していく予定です。
公式YouTube:https://www.youtube.com/c/WHATMUSEUM/videos
【リピーター割引について】
展覧会名:OKETA COLLECTION「Mariage −骨董から現代アート−」展
会期:2022年4月28日(木)〜7月3日(日)
会場:WHAT MUSEUM 2階
前期「Mariage −骨董から現代アート−」展の開催期間中にオンラインチケットを購入して来場した方向けに、リピーター割引として後期「YES YOU CAN −アートからみる生きる力−」展で使用可能な200円割引クーポンを配信します。
【OKETA COLLECTIONについて】
Photo by Aya Kawachi
桶田俊二・聖子夫妻が2000年代より始めたコレクション。長年、ファッションビジネスに携わってきた夫妻が、骨董の収集からスタートし、2010年、草間彌生の作品との出会いをきっかけに、コンテンポラリーアートの本格的なコレクションへと大きく踏み出しました。「一目惚れ(love at first sight)」のように強くインスパイアされた作品をピックアップする桶田夫妻のセンスが、時代を反映したユニークなコレクションを形成しています。国内外の巨匠の逸品から、ファッション、ストリート・カルチャーとアートまで、勢いのあるラインアップがOKETA COLLECTIONの特徴です。
【WHAT MUSEUMについて】
2020年12月、東京・天王洲にオープンした「WHAT MUSEUM」。寺田倉庫が作家やコレクターからお預かりしている貴重なアート作品を公開する芸術文化発信施設です。倉庫会社としての美術施設はどう在るべきかを模索し、たどり着いたのは「倉庫を開放、普段見られないアートを覗き見する」というユニークなコンセプトでした。作家の思いはもちろん、作品を収集するコレクターのこだわりを大切な作品とともに展示。アートとの出会いの場を創出します。倉庫内で静かに光を放つ文化的価値を暗示した、WHAT(WAREHOUSE OF ART TERRADA)の名のもとに展示されるのは、平面や立体のアート作品をはじめ、建築模型、写真、映像、文学、インスタレーションの数々。これらの多様な芸術文化を、倉庫会社ならではの美術館のかたちとして、新たな切り口で企画・展示を行っています。
- WHAT MUSEUMに関するお問い合わせ
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寺田倉庫 WHAT MUSEUM E-MAIL:info.what@terrada.co.jp