現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT」、 トークイベント「ドローイングからみる多様なアプローチ」を開催(※2021年4月24日追記:新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため中止)

コレクターの高橋龍太郎と、出展アーティストの鈴木ヒラク、水戸部七絵、毛利悠子が登壇

寺⽥倉庫株式会社(東京都品川区 代表取締役社長:寺田航平)が運営する現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT」は、企画展 「-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション」 関連トークイベントとして、「ドローイングからみる多様なアプローチ」を、2021年4月29日(木・祝)19時よりWHATにて開催いたします。

昨年12月にオープンした「WHAT」は、当社がコレクターからお預かりし、保管する貴重なアート作品の公開を目的とした芸術文化発信施設です。開催中の企画展「-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション」では、2名のコレクター、高橋龍太郎氏、A氏が、それぞれの視点と価値観をもって収集した新作および未公開作品を含む70点にわたるコレクションに焦点を当てています。

このたび開催するトークイベント「ドローイングからみる多様なアプローチ」は、高橋龍太郎氏、出展アーティストである鈴木ヒラク氏、水戸部七絵氏、毛利悠子氏、そしてキュレーターの児島やよい氏をモデレーターにお迎えし、高橋龍太郎コレクション「描き初め(かきぞめ)-コレクションはいつまでも若い」を紐解き、もっとも本質的かつシンプルな表現であるドローイングの可能性に迫ります。また、およそ1時間のトークセッションの後、本展覧会展示作品について、アーティストご自身から解説いただきます。当日のご参加は、先着20名様限定とし、WHAT公式Instagramでの無料生配信を行います。

イベントの詳細は以下をご参照ください。

【開催概要】

※2021年4月24日追記:新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、会場・オンラインともに開催を中止いたします。
タ   イ   ト   ル :トークイベント「ドローイングからみる多様なアプローチ」
日              時 :2021年4月 29日(木・祝) 19:00〜20:30(予定)
モデレーター :児島やよい
特 別 ゲ ス ト :高橋龍太郎
登      壇      者  : 鈴木ヒラク、水戸部七絵、毛利悠子(いずれも出展アーティスト・敬称略・五十音順)
主                催 :WHAT
協                力 :高橋龍太郎、児島やよい
会                場 :WHAT展示室 東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫 G号
定                員 :先着20名
料    金:2,000円(WHAT入館料、イベント参加費込み)
申    込:WHAT公式サイトイベントページ(https://what.warehouseofart.org/exhibitions_events/drawing)より、チケット予約ボタンをクリックの上、「ドローイングからみる多様なアプローチ」のチケットをお申し込みください。
※展覧会鑑賞チケット付き
Instagram無料生配信URL:https://www.instagram.com/what_terrada(WHAT公式Instagram)
公式サイト:https://what.warehouseofart.org/exhibitions_events/drawing

「-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション」展について

当館が開催する第1回の展覧会となる本展では、高橋龍太郎氏、A氏2名のコレクターの約70点に亘るコレクションに焦点を当てております。高橋龍太郎コレクションは「描き初め(かきぞめ)」をテーマに、A氏コレクションは2000年前後の奈良美智作品を中心に紹介します。展示作品には、新作や初展示となる作品も含まれます。また、作品の魅力や作品との出会いを音声ガイドや作品解説を通じて、コレクター自身の言葉でお伝えします。

高橋龍太郎コレクションについて
作 品 点 数 :約30点
出展アーティスト:18名(敬称略・五十音順)
会田誠、今津景、梅沢和木、大山エンリコイサム、岡﨑乾二郎、川内理香子、草間彌生、合田佐和子、
近藤亜樹、鈴木ヒラク、佃弘樹、土取郁香、DIEGO、野澤聖、BIEN、水戸部七絵、村山悟郎、毛利悠子

高橋龍太郎氏について

精神科医、現代アートコレクター。1946 年山形県に生まれ、小学校から高校卒業までを名古屋で過ごす。東邦大学医学部を卒業後、慶應義塾大学精神神経科入局。国際協力事業団の医療専門家としてのペルー派遣などを経て、1990 年東京・蒲田にタカハシクリニックを開設、院長となる。1997年より本格的に現代美術のコレクションを開始し、所蔵作品は現在2000点以上に及ぶ。これまでに国内外21館の美術館等で高橋コレクション展が開催された。代表的なものに、2015年「高橋コレクション展 ミラー・ニューロン」(東京オペラシティアートギャラリー)、2015−2016年「Cosmos/Intime- Collection Takahashi~内なる宇宙-高橋コレクション展」(パリ日本文化会館)等がある。著書「現代美術コレクター」(講談社現代新書)他多数。 2020年度文化庁長官表彰受賞。

【登壇者プロフィール】

■鈴木 ヒラク(すずき ひらく)
1978 年生まれ。アーティスト。東京藝術大学大学院美術研究科修了。 文字や記号の発生に関心を持ち、ドローイングと言語の関係性を主題として、平面・彫刻・映像・パフォーマンス など多岐にわたる制作活動を展開。光を反射する素材を多く用いながら、空間や時間における線の「発掘」行為を 通して、ドローイングの領域を拡張し続けている。

主な個展
2010 年 「GENGA and Recent Drawings」Galerie du Jour Agnes b. (パリ、フランス)
2011 年 「Glyphs of the Light」WIMBLEDON space (ロンドン、イギリス)
2013 年 「Excavated Reverberations」 Daiwa Anglo Japanese Foundation (ロンドン、イギリス)
2015 年 「かなたの記号」国際芸術センター青森(青森)
2018 年 「The Writing of Meteors」 EACH MODERN(台北、台湾)
2019 年 「Excavating Reflections」Galerie chantiers Boîte Noire(モンペリエ、フランス)

(撮影:Keizo KIOKU)

■水戸部 七絵(みとべ ななえ)
千葉を拠点に作家活動を行っている。2014年のアメリカでの滞在制作をきっかけに「DEPTH」シリーズを発表し、2016年の愛知県美術館にて開催された個展では、4m近くの大作一点を会場中央に展示した。2020年に同美術館で令和2年度新収蔵作品として「I am a yellow」が収蔵される。

主な個展
2014年 「ABRAHAM」 LOOP HOLE(東京)
「水戸部七絵 個展」現代HEIGHTS GALLERY DEN .ST(東京)
2016年 「水戸部七絵 展 MITOBE Nanae Exhibition」gallery21yo-j(東京)
「DEPTH – Tranquil Pigment- 」florist gallery N(名古屋)
「APMoA , ARCH vol.18 DEPTH – Dynamite Pigment -」愛知県美術館(名古屋)
2018年 「DEPTH – Blue Pigment – 」florist gallery N(名古屋)
2019年 「I am yellow」Maki Fine Arts(東京)

(撮影:Keizo KIOKU)

■毛利悠子(もうり ゆうこ)
1980年生まれ。美術家。
磁力や重力、光など、目に見えず触れられない力をセンシングするインスタレーションを制作。
2015年、アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)のグランティとして渡米。
2015年に日産アートアワード グランプリ、2016年に神奈川文化賞未来賞、
2017年に第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。
2018年に文化庁文化交流使東アジア文化交流使として中国に滞在。
現在、東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専任講師。

主な個展
2010年 「ホリデイ ビキニ」アップリンク・ギャラリー(東京)
2012年 「サーカス」東京都現代美術館ブルームバーグ・パヴィリオン(東京)
2013年 「りぼん/Reborn」武蔵野プレイス(東京)
2015年 「The Beginnings (or Open-Ended) 1」ポトラック・ビルディング・ギャラリー(名古屋)
2016年 「Form of the Daze」Jane Lombard Gallery(ニューヨーク、アメリカ)
2017年 「グレイ スカイズ」藤沢市アートスペース(藤沢)
2018年 「Voluta」カムデン・アーツ・センター(ロンドン、イギリス)
「ただし抵抗はあるものとする」十和田市現代美術館(十和田)
2019年 「Matsutake Gallery Presents Yuko Mohri」Yvon Lambert Bookshop(パリ、フランス)
2020年 「SP. by yuko mohri」銀座ソニーパーク(東京

■児島やよい(こじまやよい)
キュレーター、ライター。明治学院大学、杉野服飾大学 非常勤講師。
慶應義塾大学卒業。ナンジョウアンドアソシエイツ、横浜トリエンナーレ2001事務局を経てフリーランスで活動。2017~18年 十和田市現代美術館副館長。
「歴史の歴史 杉本博司」(03年、メゾンエルメス)「草間彌生 クサマトリックス」(04年、森美術館)、国内外での高橋コレクション展などの企画を手がける。

【展覧会開催概要】

展 覧 会 名 :-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション展
主   催:寺田倉庫株式会社
協   力:高橋龍太郎コレクション、A氏
企   画:寺田倉庫株式会社
会   期:2020年12月12日(土)—2021年5月30日(日)
会   場:WHAT 展示室 1階、2階(〒140-0002 東京都品川区東品川 2-6-10 寺田倉庫G号)
開 館 時 間 :火~日 11時~19時(最終入場18時)月曜休館(祝日の場合、翌火曜休館)
入   場   料  :一般1200円、大学生/専門学校生700円、中高生500円、小学生以下 無料
*同時開催 建築倉庫プロジェクト「謳う建築」の入館料を含む
*建築模型倉庫見学(オプション)500円
*オンラインチケット制
*障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料。ご入館の際、障害者手帳等をご掲示ください。
*学生の方は、ご入館の際に学生証をご掲示ください。
U R L :https://what.warehouseofart.org/exhibitions_events/insidethecollectorsvaultvol1

【WHATについて】

2020年12月、東京・天王洲にオープンした「WHAT」は、当社がコレクターからお預かりし、保管する貴重なアート作品の公開を目的とした芸術文化発信施設です。倉庫会社ならではの視点で 「美術施設の在り方」 を模索し、たどりついたのは日本を代表するコレクターが自らの価値基準で収集した作品との出会いを創出するアート展示施設でした。「WHAT(WAREHOUSE OF ART TERRADA)」という施設名称には、「倉庫を開放、普段見られないアートを覗き見する」 というユニークなコンセプトが込められています。現代アートシーンで活躍する作家の作品をコレクターの思いと共に展示する、新たな鑑賞空間をつくってまいります。なお、2016年より保管・展示を行ってきた「WHAT」の先駆けである建築倉庫ミュージアムは、「建築倉庫プロジェクト」と名称を改め、同施設内で継続して建築に纏わる展覧会を開催しています。

寺田倉庫

社 名:寺田倉庫株式会社(Warehouse TERRADA)
代表者:代表取締役社長 寺田航平
所在地:〒140-0002 東京都品川区東品川2-6-10
設    立:1950年10月
U  R  L:https://www.terrada.co.jp

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