現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT」、 トークイベント「ミレニアル世代の作家たち」を公式YouTubeにて生配信

モデレーターに松下徹を迎え、梅沢和木、川内理香子、DIEGO、BIEN、4名の出展アーティストが徹底討論

寺⽥倉庫株式会社(東京都品川区 代表取締役社長:寺田航平)が運営する現代アートのコレクターズミュージアムWHAT」は、企画展 「-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション」 関連トークイベントとして、「ミレニアル世代の作家たち」を2021年3月21日(日)18時30分よりWHAT公式YouTubeにて生配信いたします。

昨年12月にオープンした「WHAT」にて開催中の企画展「-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション」は、寺田倉庫の美術品保管サービスを利用する高橋龍太郎氏、A氏2名のコレクターが、それぞれの視点、価値観をもって収集した、新作および未公開作品を含む約70点にわたるコレクションに焦点を当て、 多くの方々にご来館いただいております。

このたび、企画展の関連イベントとして、SIDE COREディレクター・松下徹氏をモデレーターに、高橋龍太郎コレクションの出展アーティストである梅沢和木氏、川内理香子氏、DIEGO氏、BIEN氏の4名をお迎えしたオンライントークイベントを企画いたしました。 高橋龍太郎コレクションは、1990年代より 現代美術において日本の最先端を走る アーティストたちの 作品を数多く所蔵していることで広く知られています。このたびの展覧会ではこれまでの高橋龍太郎コレクションを代表する作品に加え 、1980~90年代生まれの若手アーティストの作品にもフォーカスを当てています。2010年代から創作活動を開始した彼らは、デジタルネイティブ(ミレニアル世代)とも呼ばれ、バブル経済を経験していないことや東日本大震災を若くして体験していることなど、1990年代から活動するアーティストとは異なる時代背景から活動を開始させています。本イベントでは、激動の時代に若手アーティストとして活躍する彼らの表現活動を紐解き、作品制作の背景やインスピレーションを伺うとともに、コロナ禍での活動や未来の展望についてディスカッションを行います。

【開催概要】

日         時:2021年3月 21日(日) 18:30〜20:30(終了予定)
モデレーター :松下 徹(SIDE COREディレクター)
登       壇       者 : 梅沢 和木、川内 理香子、DIEGO、BIEN(いずれも出展アーティスト・ 敬称略・五十音順)
主                  催:寺田倉庫株式会社
企   画   協   力:松下 徹(SIDE COREディレクター)、伊藤 悠(island JAPAN)
会                 場:WHAT 東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫 G号
料     金:無料
視  聴 U   R   L:WHAT公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCtMrTV9ygW84kCfgTt7EBFQ
※事前にYouTubeチャンネル登録をしていただくと、通知が届きます。
公 式 サ イ ト:https://what.warehouseofart.org/exhibitions_events/millennials
公式SNS
Twitter     :https://twitter.com/what_terrada
Instagram:https://www.instagram.com/what_terrada
Facebook :https://www.facebook.com/what.terrada

「-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション」展について

当館が開催する第1回の展覧会となる本展では、高橋龍太郎氏、A氏2名のコレクターの約70点に亘るコレクションに焦点を当てております。高橋龍太郎コレクションは「描き初め(かきぞめ)」をテーマに、A氏コレクションは2000年前後の奈良美智作品を中心に紹介します。展示作品には、新作や初展示となる作品も含まれます。また、作品の魅力や作品との出会いを音声ガイドや作品解説を通じて、コレクター自身の言葉でお伝えします。

高橋龍太郎コレクションについて
作 品 点 数 :約30点
出展アーティスト:18名(敬称略・五十音順)
会田誠、今津景、梅沢和木、大山エンリコイサム、岡﨑乾二郎、川内理香子、草間彌生、合田佐和子、
近藤亜樹、鈴木ヒラク、佃弘樹、土取郁香、DIEGO、野澤聖、BIEN、水戸部七絵、村山悟郎、毛利悠子

高橋龍太郎氏について

精神科医、現代アートコレクター。1946 年山形県に生まれ、小学校から高校卒業までを名古屋で過ごす。東邦大学医学部を卒業後、慶應義塾大学精神神経科入局。国際協力事業団の医療専門家としてのペルー派遣などを経て、1990 年東京・蒲田にタカハシクリニックを開設、院長となる。1997年より本格的に現代美術のコレクションを開始し、所蔵作品は現在2000点以上に及ぶ。これまでに国内外21館の美術館等で高橋コレクション展が開催された。代表的なものに、2015年「高橋コレクション展 ミラー・ニューロン」(東京オペラシティアートギャラリー)、2015−2016年「Cosmos/Intime- Collection Takahashi~内なる宇宙-高橋コレクション展」(パリ日本文化会館)等がある。著書「現代美術コレクター」(講談社現代新書)他多数。 2020年度文化庁長官表彰受賞。

【登壇者プロフィール】

■梅沢和木(うめざわ かずき)
1985年生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業。美術家。インターネット上に散らばる画像を集め再構築し、圧倒的な情報量に対峙するときの感覚をカオス的な画面で表現する作品を制作し、発表している。CASHI所属。

主な個展
2009年 「エターナルフォース画像コア」Frantic Gallery(東京)
2010年 「カオス見てから画像余裕でしたコア」Hidari Zingaro(東京)
「美しい画像コア」CASHI(東京)
2012年 「大地と水と無主物コア」CASHI(東京)
2013年 「梅沢和木回顧展」CASHI(東京)
「エクストリームAR画像コア」DIESEL ART GALLERY(東京)
2014年 「Empty god CORE」B2OA gallery(ニューヨーク、アメリカ)
2016年 「画像の紙々」ゲンロン カオス*ラウンジ 五反田アトリエ(東京)
2018年 「neo X death」AISHONANZUKA(香港)
2020年 「黒の夢」CASHI(東京)

「ジェノサイドの筆跡」(2009)

■川内理香子(かわうち りかこ)
1990年東京都生まれ。2017年多摩美術大学大学院を修了。身体と思考、それらの相互関係の不明瞭さを主軸に、食事・会話・セックスといった様々な要素が作用し合うコミュニケーションの中で見え隠れする、自己や他者を作品のモチーフとして、ドローイングやペインティングをはじめ、針金やネオン管など、多岐にわたるメディアを横断しながら作品を制作しているアーティスト。

主な個展
2015年 「SHISEIDO ART EGG vol.9 : Go down the throat」資生堂ギャラリー(東京)
2016年 「Back is confidential space. Behind=Elevator」WAITINGROOM(東京)
2018年 「Tiger Tiger, burning bright」WAITINGROOM(東京)
2018年 「human wears human / bloom wears bloom」鎌倉画廊(鎌倉)
2020年 「Myth & Body」日本橋三越・三越コンテンポラリーギャラリー(東京)

「Forest of the night」(2019)

■DIEGO(でぃえご)
街に落ちていたペットボトルや紙くず、路上で見かけたねずみや、道を走る車など、街で普段何気なく目にするモノをユーモラスに擬人化したキャラクターを抽象絵画として描く。

主な個展
2018年 「IMPORTANT GARBAGE」Hidari Zingaro(東京)
2020年 「I’m looking at you」OIL by 美術手帖(東京)
「Always secret OK」ON SUNDAYS(東京)

「Ladder Boys」(2019)

■BIEN(びえん)
1993年東京都生まれ、ドローイングを表現するアーティスト。ストリートカルチャーやアニメーションやフィギュアから影響を受けており、これらの文化の持つ様々な表現様式を受け継いだ抽象絵画制作やインスタレーションを展開。記号的な意味の解体と再構築を試みる。

主な個展
2016年 「Living,Daylights,Room」ANAGRA(東京)
2018年 「WOOZY WIZARD」BLOCKHOUSE(東京)
2019年 「THINKING BOOK/CIRCUIT MAZE」KG(東京)

「Day For Night」(2019年)

■松下徹(まつしたとおる)
1984年神奈川県生まれ。高電圧の電流によるドローイングや塗料の科学変化を用いたペインティングなど、システムがオートマチックにつくり出す図柄を観測・操作・編集するプロセスにより絵画作品を手がけている。SIDE COREのディレクターのひとりでもあり、展覧会の企画や国内外のストリートカルチャーに関する執筆をおこなっている。

主な個展
2012年 「Abstracted and Abandoned」 island MEDIUM(東京)
2018年 「開閉しろ都市」SNOW Contemporary(東京)
2019年 「CUTTER」 SNOW Contemporary(東京)
2020年 「Long Circuit」HARUKAITO by island(東京)

(作品撮影:Keizo KIOKU)

【展覧会開催概要】

展 覧 会 名 :-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション展
主   催:寺田倉庫株式会社
協   力:高橋龍太郎コレクション、A氏
企   画:寺田倉庫株式会社
会   期:2020年12月12日(土)—2021年5月30日(日)
会   場:WHAT 展示室 1階、2階(〒140-0002 東京都品川区東品川 2-6-10 寺田倉庫 G号)
開館時間:火~日 11時~19時(最終入場18時)月曜休館(祝日の場合、翌火曜休館)
入 場 料 :一般1200円、大学生/専門学校生700円、中高生500円、小学生以下 無料
*同時開催 建築倉庫プロジェクト「謳う建築」の入館料を含む
*建築模型倉庫見学(オプション)500円
*オンラインチケット制
*障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料。ご入館の際、障害者手帳等をご掲示ください。
*学生の方は、ご入館の際に学生証をご掲示ください。
U R L :https://what.warehouseofart.org/exhibitions_events/insidethecollectorsvaultvol1

【WHATについて】

2020年12月、東京・天王洲にオープンした「WHAT」は、当社がコレクターからお預かりし、保管する貴重なアート作品の公開を目的とした芸術文化発信施設です。倉庫会社ならではの視点で 「美術施設の在り方」 を模索し、たどりついたのは日本を代表するコレクターが自らの価値基準で収集した作品との出会いを創出するアート展示施設でした。「WHAT(WAREHOUSE OF ART TERRADA)」という施設名称には、「倉庫を開放、普段見られないアートを覗き見する」 というユニークなコンセプトが込められています。現代アートシーンで活躍する作家の作品をコレクターの思いと共に展示する、新たな鑑賞空間をつくってまいります。なお、2016年より保管・展示を行ってきた「WHAT」の先駆けである建築倉庫ミュージアムは、「建築倉庫プロジェクト」と名称を改め、同施設内で継続して建築に纏わる展覧会を開催しています。

寺田倉庫

社 名:寺田倉庫株式会社(Warehouse TERRADA)
代表者:代表取締役社長 寺田航平
所在地:〒140-0002 東京都品川区東品川2-6-10
設    立:1950年10月
U  R  L:https://www.terrada.co.jp

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