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TERRADA MAGAZINE

WINE2018.5.15

サンテミリオン格付け第一級特別B

「シャトー・ボー・セジュール・ベコ」の誇り

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「格付け」と聞いて思い出すのは、やはりボルドー左岸のメドックの「5大シャトー」だろうか。だが、ボルドーにはメドックだけではなく、右岸のサンテミリオンにも格付けが存在する。1855年の格付け以来、「半永久的」ともいえるメドックと違って、サンテミリオンでは1954年の格付け誕生以来、10年から15年ごとに不定期に格付けが行われている。「上のクラスに格付けされる可能性がある」という希望があることから、各シャトーはさらなる高みを目指すべく、また、現在の格付けを落すまいと、より高品質のワインを生み出そうと努力を続けている。

0515現在、サンテミリオンの格付けは、最高位が「プルミエグラン・クリュクラッセA」で、「シャトー・オーゾンヌ」、「シャトー・シュヴァル・ブラン」などがトップに格付けされている。次にくるのが「プルミエグラン・クリュクラッセB」で、ワイン通に人気の「シャトー・カノン」や「クロ・フルテ」などが格付けされている。そして、次に来るのが「グラン・クリュ クラッセ」だが、これは、メドックの「クリュ・ブルジョワ」のような造り手だと理解すればわかりやすいかもしれない。

数あるシャトーの中でも、注目したいシャトーが「プルミエグラン・クリュクラッセB」の「シャトー・ボー・セジュール・ベコ」だ。実は、このシャトーは、1985年に「プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ」から「グラン・クリュ・クラッセ」に格下げとなってしまった。「格下げ」は、シャトーにとっては面子にもかかわる一大事でもある。この時、オーナーのドミニク・ベコ氏はこれを非常に残念に思い、一からスタートすることを決心したのだ。まずは、「健全なブドウ」にフォーカス、畑の収量を制限するなどの改革を行った。そして、赤ワイン造りに定評あるミシェル・ロラン氏をコンサルタントに迎え、再び素晴らしいワインを生み出した。その結果、96年の格付けでは再び「プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ」に返り咲いたのだった。

サンテミリオンの格付けは、メドックとはまたひと味違って、「リアルな現在」が感じられるのが魅力。それを頭においてサンテミリオンを飲んでみると、また違った魅力に気づくに違いない。

(文・安齋 喜美子)

問い合わせ:ピーロート・ジャパン(シャトー・ボーセジュール・ベコ)TEL03-3458-4455

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