過去の番組映像の管理をTerra sightで効率化
綿密な計画とテープの精査で確実なデジタイズを実現

一般財団法人グリーンチャンネル様デジタイズ + Off-line storage / Terra sight

一般財団法人グリーンチャンネル様

一般財団法人グリーンチャンネル様

本社所在地

〒135-8464 
東京都江東区永代1-14-5 永代ダイヤビル 13F

設立

1993年9月1日(平成5年)

事業内容

競馬、馬事文化及び農林水産業等に関するチャンネルの放送
衛星を利用した基幹放送、一般放送事業者へのチャンネル供給、
インターネット回線によるチャンネル供給等

URL

https://www.greenchannel.jp

グリーンチャンネルは、特殊法人日本中央競馬会(JRA)の関連法人で、競馬や馬事文化、および農林水産業などに関する番組を手掛ける放送局。BS グリーンチャンネル、グリーンチャンネルHD/グリーンチャンネル2HD、グリーンチャンネル/グリーンチャンネル2 などを通じて番組を放送し、競馬愛好家を中心に多くのファンに親しまれている。

導入の背景
日々開催される競馬を中継 番組映像のテープが3万本に

グリーンチャンネルは、日本国内外の競馬関連の番組放送を専門とする放送局だ。土日のレース中継をはじめ、地方競馬や海外競馬中継、予想・振り返りといった多様な番組を放送し、多くのファンに支持されている。
同局が制作・放送するコンテンツは、毎月100本に及ぶ。そのスケール感について、映像制作を担当する編成制作部シニアプロデューサーの上村健氏は「中央競馬から地方競馬まで、レース数に応じた分だけ番組制作が行われています。
その合間には特番や特集番組、さらに馬の競りの様子を伝える番組などが不定期で入り、どんどんコンテンツがアップされていきます」と語る。
その結果、30年間の放送事業の中で放送した番組映像は膨大な量となっていた。2004年から寺田倉庫と契約して映像テープの物理保管を委託していたが、テープ管理を担当する編成制作部 小園里佳氏は「引き継ぐ前のアーカイブは抜けているものがあったものの、我々が管理を担当した後の過去映像は全て寺田倉庫で保存していて、2010年代後半には預けているテープが約3万本に達していました」と明かす。

導入前の課題
  • 30 年間の放送データをテープで保存していたが、 再生機器のサポート終了によりデジタイズの必要 に迫られた
  • 毎月で平均100 本にのぼる番組映像の制作量の 多さから、アーカイブが膨大な量になっていた
導入後の効果
  • テープアーカイブを精査して必要な映像をデジ タル化し、再利用が容易になった
  • 番組を制作する協力会社の業務負担が大幅に 削減された

導入のポイント
5カ年計画でデジタイズを実施 事前に全テープを精査し6 割を削減

そのような中でグリーンチャンネルは、2017年にHDCAMのデッキの一般サポートが6年後に終了することを寺田倉庫の担当者から知らされ、アーカイブデータの取り扱いを再考することに。同局では番組内で過去のレース映像を使う頻度が高いため、過去映像のアーカイブと再利用は番組作りに欠かせない。
「競走馬の現役期間は数年しかなく、人気の馬ほど繁殖のために早期に引退し、産駒のデビューも早まります。そして、現在人気の馬の親はどんなレースをしていたか、といった形で過去映像を再利用する必要が度々発生します。
だからこそ確実にアーカイブを作る必要があったのです」(上村氏)
事の重要性を理解した小園氏は、保管中のテープのデジタイズの検討を開始した。
ただ当時はまだデジタイズの重要性が局内に浸透しておらず、その必要性を訴えても十分な予算を得られるかは不透明だった。そこで同氏は2018年から2022年の5年間をかけて行う綿密な移行計画を立案し、局内で了承を得た。
「放送機器の更新をはじめ、高額な出費があると手を出せなくなるので、その前に少しでも早くデジタイズを始めておく必要がありました。そこで、初年度以降は経費が緩やかに減っていく計画を組み、確実にデジタイズができるような道筋を描きました」(小園氏)
もう一つ大きな壁だったのが、約3万本というテープの量だ。それらを全てデジタイズすると膨大なコストが発生する。そこで小園氏が中心となって、全映像の内容を精査した。
事前に十分な計画を立てて2018年から不要なテープを廃棄しつつ、過去のレース映像が含まれる重要なテープからデジタイズをスタート。作業は寺田倉庫にそのまま依頼して、新たなデジタルアーカイブ環境をTerra sight上に構築。そして2022年からTerra sightでの映像活用を開始している。現在は1万2,500本のテープを引き続き物理保管し、テープをデジタイズした約5,750本のファイルと、現在番組制作で活用しているXDCAMの一部にあたるコンテンツ約2,600本分を移行した合計約8,350本のデジタルデータをオフラインストレージにアーカイブし、Terra sight上で管理している。

導入の効果
制作会社の業務負担を削減し 局内のプロセスも効率化

番組の制作に関しては基本的に外部の協力会社が行っているが、過去映像を利用した番組を制作する際に「多い場合は1回に30番組分くらいをコピーしていく制作会社もいます」と上村氏は説明する。
以前はその作業を、まずグリーンチャンネルが協力会社のディレクターから依頼を受けて寺田倉庫から必要なテープを取り寄せ、その後で制作会社のスタッフがHDDを持ってグリーンチャンネルのオフィスに来訪、テープを入れたデッキとつないで映像をコピーする作業を時には丸一日かけて行っていた。それが現在は、グリーンチャンネルの担当者がTerra sight上で必要なデータを選択し、送られてきたものをHDDで制作会社に渡すだけ、というシンプルな業務プロセスへと変わっている。
「制作会社の来社回数は減り、作業が楽になったと喜んでいます。我々としてもコピー対応の負荷が減りました。
Terra sightは使いやすいと皆が話しています。個人的には特にプレビュー機能が便利です。何より大量にあった物理テープを整理してデジタル化し、今まで以上に活用がしやすくなったことが大きいといえるでしょう」(小園氏)

小園 里佳氏

一般財団法人グリーンチャンネル
編成制作部

小園 里佳氏

今後の展望
30 年間のデータ活用パートナー 今後のTerra sight 活用範囲の拡大に期待

テープのデジタイズはほぼ終わっているが、XDCAMもディスクの生産終了が決まっているため、引き続きXDCAMデータの移行作業も実施している。上村氏は「テレビ局としての30年の活動の中で、データ保存の部分に関しては寺田倉庫と歴史を作ってきました。今後のデジタル化対応についても引き続き支援していただきたいです」と期待を寄せる。
小園氏は、寺田倉庫の営業担当者の対応やサポートを高く評価する。「寺田倉庫には、物理保管の時から臨機応変に対応してもらえて助かっています。実際に、HDCAMのサポート終了をいち早く教えてくれたのも寺田倉庫さんでした。
Terra sightのさらなる機能活用についても、提案を頂くことも含めて相談していきたいです」
今後グリーンチャンネルでは、アカウントの拡張や協力会社がTerra sightにアクセスできる環境の構築を検討しているとのことだ。それにより、番組作りのさらなる高度化を目指している。

上村 健氏

一般財団法人グリーンチャンネル
編成制作部 シニアプロデューサー

上村 健氏

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綿密な計画とテープの精査で確実なデジタイズを実現

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