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TERRADA MAGAZINE

ART2018.7.10

アートの夏がやってきた

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018」

0710_1

今年の夏はどこに行こう? そう考えている人にオススメなのが新潟県の越後妻有地域だ。2000年から3年おきに開かれている「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の第7回目が開幕する。棚田や水流が美しい峡谷、緑濃い山々に先端のアートが現れるのだ。

0710_2ここでは大きな空や山も作品の一部になる。清津峡を眺めるため1996年に作られた「清津峡渓谷トンネル」は中国の建築設計事務所MADアーキテクツが改修、水や周囲の緑を反射させ、新しい風景を生み出す装置に変わった。20年にわたって現地をフィールドワークしてきた磯辺行久は、水力発電用の地下埋設管を流れる水を表現した新作を発表。川西地区では韓国で「自然芸術」を標榜する「YATOO(野投)」が8ヶ国10人のネイチャー・アートをプロデュースする。

過疎化・高齢化が進み、廃校や空き家も目立つ越後妻有地域だが、「大地の芸術祭」ではそれらをアートに生まれ変わらせている。クリスチャン・ボルタンスキーは廃校に、イ・ブルは診療所兼住宅だった空き家に作品を設置、建物や家の中をめぐりながらアートに包まれる体験ができる。前回までの芸術祭で発表されたこれら人気の作品に今回は新作が付け加えられる。迷宮のような空間がさらに奥行きを増す。

作品の輸送はTERRADA ART ASSISTがサポート。デリケートなアートをしっかりと守り、現地で観客が存分に楽しめるようにするのが役割だ。便利なオフィシャルツアーでは、ツアー限定のミシュラン星つきレストラン「Jean-Georges Tokyo」シェフ・ド・キュイジーヌの米澤文雄が監修したメニューを味わえる。家族でたっぷり遊べるアートの夏休みだ。

(文・青野 尚子)

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018」
会期:2018年7月29日(日)~9月17日(月)

会場:越後妻有地域 新潟県十日町市、津南町
時間:開催場所によって異なる
作品鑑賞パスポート:一般3500円(前売3000円)
問い合わせ:tel. 025・757・2637
http://www.echigo-tsumari.jp/triennale2018/

【画像・上】
(トンネル銀)
マ・ヤンソン/MADアーキテクツ《ライトケーブ》(清津峡渓谷トンネル)
 photo:Osamu Nakamura

【画像・下】
レアンドロ・エルリッヒ《Palimpsest》作品イメージ  (越後妻有里山現代美術館[キナーレ])

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