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TERRADA MAGAZINE

WINE2018.1.9

シチリアワインの“入口”

「プラネタ」の大きな魅力

2018109_01

温暖な気候に恵まれたシチリアは、古代からワイン造りが盛んになされていた土地。シチリアワインの需要は高く、ヨーロッパ最大のワイン産地のひとつでもあったのだ。在来品種も多く、インツォリア、グリッロ(白)、ネロ・ダーヴォラ、フラッパート(赤)などが代表的だ。近年では、エトナで産出されるワインが「繊細でエレガント」と、世界的にも高い評価を得ている。

2018109_02では、シチリアワインを深く知るために、どんな造り手のものに親しむのがいいかというと、いちばん理解しやすいのはなんといっても「プラネタ」だろう。シチリアでは、古くからワイン造りがなされてはいたが、その多くは一般消費用の「そこそこおいしいワイン」で、高級ワインの産地として認識されるようになったのは1970年代に入ってからのこと。そのきっかけとなったのが「プラネタ」だったのだ。

創設者は、「セッテソリ(シチリアの大きな協同組合)」の会長を長く務めたディエゴ・プラネタ氏で、「シチリアの経済を発展させたい」という思いからワイナリーを設立した。そして、自家のブドウ畑で栽培した国際品種のシャルドネで造った「プラネタ シャルドネ 1995」が世界市場で高く評価され、「プラネタ」は一気に世界の舞台へと躍り出た。現在、「プラネタ」は地元メンフィのほか、ヴィットリアやノート、エトナ、ミラッツォなど、シチリア各地に醸造所を持ち、土地ごとの魅力が際立つワインを生み出している。「プラネタ」のワインを通じて、それぞれのテロワールが理解できるので、イタリアワインを学びたい人にとっては、わかりやすい「教材」にもなってくれる。

また、「プラネタ」の魅力は、スタイリッシュなセンスにもある。自社農園のオリーブで造ったお洒落なパッケージのオリーブオイルや、メンフィにある美食ブティックホテル「ラ・フォレステリア」の経営など、美食やワインツーリズムにも力を入れている。そして、これにより地元に多くの雇用が生まれ、創設者の願いでもあった「シチリア経済の発展」を実現することができたのだ。地元への愛情に満ちた造り手のワインは、「土地の魅力」をストレートに物語る。「プラネタ」のワインは、飲む人にシチリアの魅力を静かに語りかけてくることだろう。

(文・安齋 喜美子)

問い合わせ:日欧商事 フリーダイヤル0120-200105

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