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ART2017.10.6

日本美術の粋が一堂に

国宝展

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日本に国宝はどれぐらいあるか、ご存じだろうか? 答えは2017年現在で1108件。その中から200件を超える国宝が京都に集結する「国宝」展は、京都国立博物館開館120周年を記念して開かれるもの。4期に分けてまさに至宝とも言うべき美術品が妍を競う。

1co_tete見どころの一つは尾形光琳「燕子花図屏風」(東京・根津美術館)と円山応挙「雪松図屏風」(東京・三井記念美術館)、与謝蕪村「夜色楼台図」の共演だ(IV期)。右隻で手前に、左隻で奥へ伸びる松の枝を描く「雪松図屏風」の独特の遠近法と、平面的なデザイン感覚が斬新な「燕子花図屏風」、日本美術では珍しい夜景のパノラマ「夜色楼台図」が並ぶ。それぞれの空間表現や美意識の差異を味わいたい。

国宝のうちおよそ1割は海外で作られたもの。中国絵画の最高峰と目される牧谿「観音猿鶴図」(京都・大徳寺)はぽやぽやとした猿の毛が愛らしい。日本の画家では6件もの絵画が国宝に指定されている国宝チャンピオン・雪舟の、その6件すべてが一部屋に並ぶ驚きの展示も(103日~1022日)。絵画だけでなく火焔型土器などの考古、仏像、書跡、染織、陶磁、刀や鎧兜などの金工まで、これだけの宝が一堂に並ぶため息の出るような展覧会だ。

(文・青野 尚子)

特別展覧会「国宝」
会期:2017年10月3日(火)~11月26日(日)(I期:10月3日~15日、II期:10月17日~29日、III期:10月31日~11月12日、IV期:11月14日~26日)
会場:京都国立博物館 平成知新館 京都市東山区茶屋町527
時間:9時30分~18時(金・土~20時、入館は閉館30分前まで)月曜休(10月9日は開館、翌10日休館)
観覧料:一般1500円
問い合わせ:tel. 075-525-2473(テレホンサービス)
http://kyoto-kokuhou2017.jp/#

【画像・上】
国宝 雪松図屏風 円山応挙筆 江戸・18世紀 東京・三井記念美術館(10月31日~11月26日展示)

【画像・下】
国宝 深鉢形土器(火焔型土器) 新潟県笹山遺跡出土 縄文・前3500~2500年 新潟・十日町(十日町市博物館保管)(10月3日~29日展示)撮影:小川忠博

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