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ART2017.11.6

オットー・ネーベル展

シャガール、カンディンスキー、クレーの時代

11.6_01

20世紀初頭、クレー、カンディンスキー、シャガールといった画家たちが色彩のさまざまな実験や冒険を試みていた。スイス、ドイツで活躍した画家、オットー・ネーベルはその一人。日本では初めての本格的な回顧展が開かれている。

1107_02ネーベルは1892年、ベルリン生まれ。兵役中にカンディンスキー率いる「青騎士」のメンバー、フランツ・マルクの作品と出会い、感銘を受ける。のちに妻がアシスタントを務めていたバウハウスのワイマール校でパウル・クレーやカンディンスキーと知り合い、生涯にわたって交流を続けた。1933年にナチスの手を逃れてスイス・ベルンに移住。73年に没するまでベルンで制作を続けた。

ネーベルの絵にはイタリアや近東への旅や学生時代に学んでいた建築の影響がうかがえる。敬愛するカンディンスキーと同じように、音楽を感じさせる抽象絵画も描いた。ルーン文字や易経の八卦などにも興味を示している。会場では画面を楽しげに踊る色彩はもちろんのこと、まるで印伝のように盛り上がるテクスチャーのある作品も見逃さないようにしたい。一見、平面に見えて工芸的なミクロコスモスが広がる。

(文・青野 尚子)

オットー・ネーベル展 シャガール、カンディンスキー、クレーの時代
会期:開催中~12月17日(日)
会場:Bunkamuraザ・ミュージアム(東京都渋谷区道玄坂2―24―1)
時間:10時~18時(金・土~21時、入館は閉館30分前まで)11月14日のみ休
入館料:一般1500円
問い合わせ:tel. 03―5777―8600(ハローダイヤル)
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/17_nebel/

【画像・上】
オットー・ネーベル《ドッピオ・モヴィメント(二倍の速さで)》1936年、ラッカー塗料・紙、オットー・ネーベル財団
【画像・下】
オットー・ネーベル《ナポリ》『イタリアのカラーアトラス(色彩地図帳)』より、1931年、インク、グアッシュ・紙、オットー・ネーベル財団

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