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ART2018.8.21

リー・キット「僕らはもっと繊細だった。」

日常と非日常の隙間で作る空間

0821

リー・キットは1978年香港生まれのアーティスト。2013年のヴェネチアビエンナーレ国際美術展で注目を集め、日本でも資生堂ギャラリーなどで個展を開いた。その彼が、日本の美術館では初めての個展を原美術館で開催する。

0821_1リー・キットは初期には、布に絵の具で格子柄を描いた作品などを発表していた。それは格子模様の抽象画ととらえることもできれば、テーブルクロスやカーテンなどを描いた具象画とみることもできる。近年では絵画やプロジェクターの映像、家具や日用品を組み合わせて部屋全体が一つの作品となるようなインスタレーションを作り出し、大きな話題となっている。

リー・キットの作品には返還前後の香港で東西の間を揺れ動く様を間近に見た、その体験が反映されているのかもしれない。現在の彼は作品を制作する際、その都市や場所の空気や彼が感じたものをていねいにすくい上げ、そこからサイトスペシフィックな(特定の場所のために作られる)アートを生み出している。今回の会場となる原美術館は戦前に原家の私邸として建てられ、戦後はGHQに接収されていたという歴史を持つ建物だ。彼が東京という街から、また原美術館という場所から何を読み取るのか、そしてどのような“絵画”を描き出すのか。彼にとっても特別な展覧会になるはずだ。

(文・青野 尚子)

リー・キット「僕らはもっと繊細だった。」
会期:2018年9月16日(日)~12月24日(月・祝)
会場:原美術館 東京都品川区北品川4−7−25
時間:11時~17時(祝日を除く水曜は~20時、入館は閉館30分前まで)月曜、9月18日・25日、10月9日休(9月17日・24日、10月8日、12月24日は開館)
入館料:一般1100円
問い合わせ:tel. 03-3445-0651
http://www.haramuseum.or.jp/

(クレジット)
copyright the artist, courtesy of ShugoArts

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