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TERRADA MAGAZINE

WINE2018.1.26

「サヴォワワイン」を知っていますか?

日本料理にも合う軽やかワイン

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「ワイン大国」と聞いて、真っ先に思い浮かぶのはやはりフランス。だが、そのフランスにも、あまり知られていないワイン産地はまだまだある。そのひとつがフランス東部のサヴォワ地方だ。スイスやイタリアとの国境に面し、ヨーロッパ最高峰のモンブランを擁する山岳地帯で、美しい森や湖など豊かな自然に恵まれている。

1.26_2ここには、大きく分けて3つのワイン産地がある。スイスとの国境に近いレマン湖とアルヴの周辺、ローヌ河沿いに位置するショウターニュとジャンジウー、そして、よりイタリアに近い山岳地帯のクルーズ・ド・シャンベリーとコンブ・ド・サヴォワ。これらのブドウ畑は標高200メートルから500メートルのところに位置し、テロワールも実に多彩。氷河期の古い沖積質に礫質の土壌が重なった粘土石灰質土壌、山岳気候でありながら降雨をもたらす大西洋の海洋性気候など異なる気候が交差し、それは山岳地帯であるがゆえのさまざまな地形と相まって、多くのミクロ・クリマを形成している。

その多彩なテロワールからは、バラエティ豊かなスタイルのワインが生まれている。その多くは白ワインで(70パーセント)、ほかに赤ワイン(20パーセント)、ロゼワイン(5パーセント)、スパークリングワイン(5パーセント)。使われているブドウ品種は20種で、その多くが固有品種というのも特徴だ。白は、フルーティーですっきりした酸味のジャケール、コクがあり、ボディッシュなアルテッス、赤は軽やかな果実味のモンドゥーズ・ノワールやチャーミングな果実味のペルサンなど。また、レマン湖畔ではスイスと同じようにシャスラなども多く栽培されている。

興味深いのは、2015年以降、スパークリングワインの「クレマン・ド・サヴォワ」がAOP(原産地保護呼称)に認定されたことだろう。驚くのはその造りの秀逸さだ。主にジャケールを使用しており、レモンのような心地よい酸味と軽やかな飲み口が印象的。刺身や天ぷらなど、日常の和食をぐっとおいしくしてくれるのも大きな魅力だ。価格もリーズナブルなので「週末ごはん」にはまさにうってつけだが、ワイン好きが集まる場に持って行けば、その珍しさも手伝ってテーブルの話題になってくれそうだ。どこかで見つけたら、一度トライしてみてはいかがだろうか。

(文・安齋 喜美子)

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