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ART2018.5.11

ジョルジュ・ブラック展 絵画から立体への変容―メタモルフォーシス

キュビスムの画家が作った立体作品

0511_01

ピカソとともにキュビスムを創始したジョルジュ・ブラック。彼は絵画だけでなく、鳥や魚をモチーフにした愛らしい立体作品も制作していた。当時のフランスの文化大臣、アンドレ・マルローが「ブラック芸術の最高峰」と評したジュエリーを始めとする珠玉の品々がやってくる。

0511_21963年に没したブラックが最晩年に取り組んだシリーズは「メタモルフォーシス」と呼ばれている。メタモルフォーシスとは変身、変容の意味。彼の作品は神話で神が鳥に姿を変えるといった「変身物語」をテーマとしており、ジュエリーなどの立体の他、絵画も含まれるなど幅広い。

展覧会は現存する最初の作品と言われる《モンソー公園》など、メタモルフォーシス以外の絵画から始まる。メタモルフォーシスのセクションの始まりは絶筆とされる《青い鳥、ピカソへのオマージュ》などの絵画だ。陶磁器のセクションには皿やピッチャー、塑像、ギリシャ神話の女神《ペルセポネ》を描いた壺などが並ぶ。ブローチや指輪などはジュエリークリエイターのエゲル・ド・ルレンフェルドと共同で作り出したもの。ブラックはジュエリーによって、視覚にプラスして触覚の喜びを生み出したいと考えていた。ダイヤモンドやトルコ石、金などを使ったジュエリーにはブラック芸術の真髄が凝縮されている。色彩の美しいステンド・グラスなど室内装飾も見逃せない。彼は少年時代、家業を継ぐため装飾画家の修業をしていた。

メタモルフォーシスのシリーズが日本で本格的に紹介されるのは初めてのことだ。知られざるブラックの世界が広がる。

(文・青野 尚子)

「ジョルジュ・ブラック展 絵画から立体への変容―メタモルフォーシス」

会期:2018年4月28日(土)~6月24日(日)

会場:パナソニック汐留ミュージアム 東京都港区東新橋1−5−1 パナソニック東京汐留ビル4F

時間:10時~18時(入館は閉館30分前まで)水曜休(5月2日は開館)

入館料:一般1000円

問い合わせ:tel. 03-5777-8600(ハローダイヤル)

http://panasonic.co.jp/es/museum/

【画像・上】
ジョルジュ・ブラック≪ペルセポネ≫ 1961-63年陶器
サン=ディエ=デ=ヴォージュ市立ジョルジュ・ブラック‐メタモルフォーシス美術館蔵 Archives Armand Israël

【画像・下】
ジョルジュ・ブラック≪三つの恩恵≫ 1961-63年ブローチ(18金とダイヤモンド)

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