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ART2018.3.13

猪熊弦一郎展 猫たち

猫好き画家が描いた気ままな友だち

0316_01

猫好きの画家といえば藤田嗣治が思い浮かぶが、猪熊弦一郎もかなりの猫好きだ。彼自身、「いちどに1ダースの猫を飼っていた」というほど、たくさんの猫と暮らしていた。この展覧会は香川県の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館所蔵の猫の作品を中心に構成したもの。油彩、水彩、素描などさまざまな手法で描かれた猫が登場する。

0316_02作品数は百数十点、描かれた猫の数はその数倍になるだろう。ペンで描かれたイラスト風のもの、墨一色で表現された前衛書道のような雰囲気のもの、黒い輪郭線で描いたマチスの絵を彷彿とさせるものなど、表現は多彩だ。食卓の皿に群がる、馬の背や自転車のサドルに座る、顔を洗う、喧嘩するなどの姿態も愛らしい。

猫は体が柔らかく、表情も豊かだ。気まぐれで次の行動が予想できない。同じポーズでも少し角度を変えるだけで違う形に見える。丸くなっていたかと思うと、意外に長く伸びたりするのも面白い。猪熊はそんな多様な表情をいきいきと描きとめている。ほんとうに猫が好きだから描いている、たくさんの絵からそんな彼の気持ちが伝わってくる。

(文・青野 尚子)

「猪熊弦一郎展 猫たち」
会期:2018年3月20日(火)~4月18日(水)
会場:Bunkamuraザ・ミュージアム 東京都渋谷区道玄坂2-24-1
時間:10時~18時(金・土~21時、入館は各閉館30分前まで)会期中無休
観覧料:一般1300円ほか
問い合わせ:03−5777−8600(ハローダイヤル)
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/18_inokuma

【画像・上】
猪熊弦一郎 題名不明 1987年 インク・紙 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館蔵©The MIMOCA Foundation 無断転載禁止
【画像・下】
猪熊弦一郎 《青い服》 1949年 油彩・カンヴァス 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館蔵©The MIMOCA Foundation 無断転載禁止

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