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TERRADA MAGAZINE

WINE2017.8.8

イタリアワインヘの「入口」

「フェウディ・ディ・サングレゴリオ」

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「イタリアワインへのアプローチはなかなか難しい」――。こう考えるワイン愛好家は意外に多い。イタリアワインは地方ごとに土着品種があり、その数も多いので、品種名を覚えるだけでも大変なのは事実。だが、「ひとつの州で代表品種の赤と白、それどれ一品種のみ覚える」を心がけてみると、意外に覚えやすいことに気づくはず。たとえば、ピエモンテなら「ネッビオーロ」()と「コルテーゼ」()、トスカーナなら「サンジョベーゼ」()と「ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ」()といったように。

PierpaoloSirch_1そんな多様なイタリアワインの中でも、理解しやすいのがカンパーニアのワインだ。ここは古くからワイン造りがなされていた土地で、白は「ファランギーナ」、赤は「アリアニコ」が主な品種。ファランギーナは「カエサルが遠征の途中で、カンパーニアにわざわざ飲みに立ち寄った」という逸話も残っているほど。

では、どの生産者を「入口」にすればよいかというと、「フェウディ・ディ・サングレゴリオ」がわかりやすいだろう。1986年創業設立の新しい造り手だが、ワインはモダンなスタイルで、フランスワインを飲みなれた人にもすっとなじめる洗練された親しみやすさを持っている。実は、このスタイルを生み出すキー・パーソンが「イタリアワインを変える男」としてイタリア国内でも注目されている栽培&醸造責任者のピエルパオロ・シルク氏だ。彼は農学者でもあり、現在、ミラノ大学とともにアリアニコなど古代品種のクローンの研究を行っている。先日、シルク氏が初来日、こんなことを語ってくれた。

「カンパーニアには、樹齢150年のアリアニコもありますが、実は、クローンの研究がまだ十分になされていないのです。ブルゴーニュのピノ・ノワールのようにクローンが解明されれば、同じアリアニコでも多彩なスタイルのアリアニコが誕生するのではないかと考えています」。

「フェウディ・ディ・サングレゴリオ」には同じ品種でも多彩なラインがあるので、「品種の飲み比べ」をしてみるのもいい。洗練された味わいの奥にある土着品種本来の魅力に気づくはずだ。もちろん、ひとつの生産者だけではカンパーニア全体を把握することは難しいが、少なくとも「カンパーニアのワインとはどんなものか」を知る手がかりとなってくれることだろう。

(文・安齋 喜美子)

問い合わせ:日欧商事/フリーダイヤル0120-200105

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