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TERRADA MAGAZINE

WINE2018.8.10

「ボランジェR.D. 2004」登場

プレステージの真の実力を知る

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シャンパーニュ・ファンにとって憧れの1本ともいえるのが「ボランジェ R.D. 」だ。映画007シリーズにも登場、「ボンドガールのための口説きのシャンパーニュ」として広く知られる。ちなみに、『ムーンレイカー』では「ボランジェ R.D. 1969」が使われているが、芳醇で力強い味わいは、まさしくジェームズ・ボンドを彷彿とさせる。

0807_2この4月に「ボランジェ R.D. 2004」が登場、早くも話題となっている。実は、「R.D.」は、オールド・ヴィンテージが流行ではなかった時代に、「オールド・ヴィンテージを澱抜きしてリリースする」という革新的なスタイルのシャンパーニュだった。加えて、味わいは「ドザージュ(加糖)を極力抑えたエクストラ・ブリュット」という、極めて革新的なものだった。

「R.D.」とは「最近デゴルジュマン(澱抜き)された」の意で、味わいはフレッシュそのもの。しかも、ワインは長い年月、澱に触れたまま熟成されているので、凝縮感と熟成感を持ち合わせている。つまり、「R.D.」は、熟成感とフレッシュ感という相反する味わいを持ち合わせたユニークなスタイルのシャンパーニュなのだ。
この類まれなる味わいを生み出したのが、5代目の未亡人であったマダム・エリザベス・リリー・ボランジェ(通称マダム・リリー)。第二次世界大戦時、遠くにドイツ軍の爆撃音を聞きながら、ひとりだけ残ったスタッフとともに防空壕でシャンパーニュを造り続けた話は今もシャンパーニュ地方の語り草となっている。すでに故人となった彼女だが、今もシャンパーニュ地方で尊敬を受ける存在で、「R.D.」は彼女の先見の明が生み出した逸品でもあるのだ。

唯一無二のプレステージ・シャンパーニュのスタイルを知ることは、大人のシャンパーニュ・ファンの知的好奇心を刺激してくれるはず。シャンパーニュの多面的な魅力に触れる素敵な機会となってくれるに違いない。

(文・安齋 喜美子)

問い合わせ:アルカン TEL03-3664-6591

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