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TERRADA MAGAZINE

ART2016.5.30

美術館のコレクションを愛でる 1 〜奈良美智《あおもり犬》/青森県立美術館〜

美術館のコレクションを愛でる 1 〜奈良美智《あおもり犬》/青森県立美術館〜

アートを守り、次の世代に伝えることも美術館の大切な役目です。日本の美術館が所蔵しているユニークなコレクションを紹介します。

奈良美智がつくった大きな白い犬

美術館のコレクションを愛でる 1 〜奈良美智《あおもり犬》/青森県立美術館〜

展示室に土の壁や床がある異色の美術館、青森県立美術館。そこを訪れる人に人気の、大きな白い犬がいる。青森県出身の美術家、奈良美智が造ったオブジェ《あおもり犬》だ。

《あおもり犬》は美術館の奥のほう、トレンチと呼ばれる地中深く掘り込まれた屋外空間にたたずんでいる。高さ8.5メートル、ずいぶん大きい像だ。目を伏せて下に集まる人を見守るようにも、ちょっと悲しそうにも見える。屋根はないから、雨や雪の日は少しけなげな雰囲気だ。でも晴れると白い体が輝く。見上げたり、お尻のほうから見たりと違う角度から見ると、それぞれに奈良独特の曲面が現れて面白い。

同館では奈良のほか、青森出身の棟方志功や工藤哲巳、寺山修司、成田亨らの作品をコレクションしている。シャガールがバレエ「アレコ」のために描いた背景画は縦横がそれぞれ9メートル、15メートルもある巨大なもの。建物を設計したのは建築家の青木淳だ。土の壁や床は隣接する三内丸山遺跡にヒントを得たもの。土壁のムラやひび割れも想定内、という美術館としてはきわめて大胆な建築だ。館内にいても青森の大地と歴史を感じることができる。

(文・青野 尚子)


青森県立美術館
住所:青森市安田字近野185
時間:9時30分〜17時(6月〜9月は9時〜18時)、第2、第4月曜休(展示替え、年末などで休館する場合もあります)
一般510円(企画展は別途)
tel. 017-783-3000
https://www.aomori-museum.jp/


【画像】
奈良美智《あおもり犬》
(c) Yoshitomo Nara

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