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TERRADA MAGAZINE

WINE2017.9.12

真夏は「南仏ロゼ・クルーズ」

夏の食卓をより楽しく!

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ロゼの世界的流行は以前このコラムでも取り上げたが、その人気はまったく衰え知らず。ますます高まる一方で、「プレミアムなロゼ」も多数登場している。その理由は、色合いの美しさは当然ながら、料理を選ばない「汎用性の高さ」にあるといえる。ロゼの本場・プロヴァンスのラタトゥイユなどのトマトを使った料理はもちろん、エビのチリソースや麻婆豆腐、グリーンカレーやヤムウンセンといったアジアの辛い料理に合うのも、実はロゼなのだ。ロゼがあるだけでテーブルが華やぐところも大きな魅力。

Triennes-Rose-2016tただ、ロゼといってもそのスタイルは様々で、「どれをどう選べばいいのか迷ってしまう」という人も多いに違いない。そんな時に着目してほしいのが、南フランスの造り手たちだ。プロヴァンス、ラングドック・ルーション、シュド・ウエストなどの地域では、まだその名は広く知られてはいないが、卓越した生産者たちが様々なスタイルのロゼを生み出している。たとえば、安定した味わいの老舗「シャトー・シモーヌ」(プロヴァンス)をはじめ、ムールヴェドルに定評ある「シャトー・ド・ピバルノン」(プロヴァンス)、ミネルヴォワの品質向上に貢献した「ピッチニーニ」(ラングドック・ルーション)など枚挙に暇がない。中でも、注目したいのが「トリエンヌ」(プロヴァンス)。ブルゴーニュの有名ドメーヌ「ドメーヌ・デュジャック」と「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ」との南仏最大のコラボレーションで、高品質ながらリーズナブルな価格に驚かされる。

南フランスのロゼは、グルナッシュやムールヴェドル、サンソーなど土着品種ならではのスパイシーなニュアンスが楽しめるのが特徴。また、陽光に恵まれたプロヴァンスワインがスタイリッシュで軽やかなのに対し、ラングドック・ルーションはミストラルの影響を強く受けてブドウが育つことから、力強い味わいのワインが多い傾向にあることも興味深い。造り手や地域の個性を知ってロゼワインを選べば、また新たな発見があるはず。夏のテーブルがさらに楽しく、豊かになることだろう。

(文・安齋 喜美子)

問い合わせ:ラック・コーポレーション TEL03-3586-7501

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