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ART2017.6.9

「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」

壮大なプロジェクトに挑む人々の記録

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昨年夏、イタリアのイセオ湖に期間限定で人工の桟橋を作り出したクリストとジャンヌ=クロード。オレンジ色の鮮やかな桟橋が町と湖岸、湖の中央にある島をつなぎ、観客は自由にその上を歩くことができた。彼らがこのプランを着想したのは1970年のこと。東京・お台場に人工の桟橋を作ろうと考えたのだ。が、この計画には許可が出ず、長い年月を経てイタリアで実現することになった。

05_C展覧会「壮大なプロジェクト展」にはこのクリストとジャンヌ=クロードのほか淺井祐介、ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ、西野達、ダニ・カラヴァンら8組が参加する。淺井はときに数十時間もかけて泥などによる壁画を描く。ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァは膨らませると500人が収容できる巨大な風船。西野達は教会の屋根の上にある天使像など、普通では考えられないところにリビングルームやベッドルームを作ってきた。ダニ・カラヴァンは大地に大きさが数百メートル、あるいは数キロにもなる彫刻を作っている。

彼らがなぜ「そこまでやる」のか、その答えはさまざまだ。クリストとジャンヌ=クロードのプロジェクトの背景にあるのは「自分たちがそれを見てみたいから」というシンプルな動機だ。西野達は「観客を肉体で考えるように仕向け、見ている人に変化を起こしたい」と言う。彼らの途方もない思いとプロジェクトは見る人の心を動かし、何かを変える。希望と勇気がわいてくるプロジェクトだ。

(文・青野 尚子)

「そこまでやるか」壮大なプロジェクト展
会期:2017年6月23日(金)〜10月1日(日)
会場:21_21 DESIGN SIGHT 東京都港区赤坂9−7−6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
時間:10時〜19時(入場は18時30分まで) 火曜休
観覧料:一般1100円
問い合わせ:tel. 03-3475-2121
http://www.2121designsight.jp

【画像・上】
フローティング・ピアーズ、イタリア・イセオ湖、2014 -16 でのクリスト(Photo: Wolfgang Volz)

【画像・下】
ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 「福島での開催の様子」(2015年)

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